小学校時代に勉強する癖をつけていないと中学に上がって苦労します・・・
お子さんに、予習復習の習慣はついていますか。
我が家は、小学校時代は宿題するだけで精一杯、予習復習なんてしていませんでした。
宿題自体も、やらなければならないからこなしていただけなので、勉強することの意味を見いだせないまま小学校の6年間を過ごしてきたように思います。
小学校時代、毎日音読の宿題がありましたが、本人はやらされ感でいっぱいでした。中学になって国語の予習復習をどうすればよいか調べると、一番にあがってくるのが音読です。
音読って、大事だったのですね。
確かに、大人の自分でも、内容をしっかり頭に入れたいときは、声に出して読むほうが集中しますし、頭にするすると入ってきます。目で文字を追うだけだと流れていってしまいます。
話を戻します。
そんな普通の子が咲くやこの花中学に受かったものだから、ついていくのも大変な時があります。
自分はけっこうできるほうだと思って入学したと思いますが、(小学校時代は全教科80点以上は取っていたので。。。)周りはすごいです。かなり優秀なお子さんがたくさん入学してこられます。1芸に秀でてるどころではありません。歌って踊れて勉強ができてスポーツができて。そんな漫画の主人公みたい子も何人もいます。さすがに受検で選抜されただけあるなと思います。
中高一貫の特色のひとつ、高校の勉強を先取り。入学前は、先取りして学べるなんて特別感があって良い環境、と単純に考えておりましたが・・・。
逆の見方をすると、中学の勉強でいっぱいいっぱいの脳みそで、高校の難しい内容を理解しなければならないということになるため、ほとんど理解できないということにもなり得ます。うちはそのパターンでした。
例えば、入学してしばらくたってから、日本と外国の時差の計算をする授業がありました。日本とエジプトの時差は?日本とスペインの時差は?それを経度から計算するのです。時差の計算なんて、大人でも混乱する内容です。それを中一で学ぶという・・・。
中学生レベルで理解するのは苦労しましたが、これが高校に入って再度、授業に出てきたら、中学時代に学んだことが生きてきて相乗効果があるのだろう・・・と思いたいです。
そして、咲くやこの花中学は宿題がけっこう出ます。私立に比べれば少ない方かもしれませんが。通学で疲れているうえに宿題をこなし、さらに、授業についていけるように予習復習をするとなると、夜はへとへとです。クラブのある日は帰りも遅くなり、さらにスケジュールはタイト、おなかがペコペコの状態で帰宅します。
我が子は自分に言い訳して逃げる手段を覚えてしまったので、疲れていることを理由に、予習復習をやらない日も多々あります。すると、その日の授業の内容は定着しない、翌日の授業の予習もしていないと初耳の話を聞くので100%理解できないまま授業が過ぎていく。。。悪循環です。
ただし、予習復習をするように正面から注意しても、大きくなってくると、注意すると反発するようになります。素直に納得して取り組むわけではないので、対応が難しいです。
ガミガミ言っても聞きませんので、少し声かけをしたら、あとは本人に任せています。幸い、クラスメイトの中には、明らかに努力して成績をキープしている子がいますので、その子から話を聞いて刺激を受けている様子です。わからないと教えてくれる親切な子ばかりのようで、咲くやは、こういった環境面がありがたいですね。
進み具合は人それぞれなので、親としては信じて見守るしかありません・・。
さて、お子さんがこうなってしまう前に、小さいうちから予習復習の習慣をつけておかれることをおすすめします。
一気にたくさんやると抵抗感があるので、少しずつでいいのでとにかく続けることが大事です。少ない負担で継続するようにして、それが習慣になるまで続けられたらしめたもの。習慣になるには、3か月は継続です。
塾に行くとか、家庭教師とか、通信教育とか、世の中いろいろありますが、結局は授業の内容を毎回きちんと理解しているか、が一番大事です。授業で基礎をたたきこんで、そのうえで発展的な勉強をしたいなら、塾など他のことを取り入れればよいと思います。
咲くやに通わせていて、痛感しています。予習復習がおろそかだと、どんなに良質な授業を受けていてももったいないだけです。
これは、咲くやだけに限った話ではありませんね。どこに通っていようと、基礎をきちんと押さえている子は強いと思いますし、高校受験も大学受験も乗り切っていけると思います。
これは、実際に咲くやこの花でも、日々の定期テストや大学受験対策として、基礎こそが大事、という指導をされています。