大阪の公立中高一貫校「咲くやこの花中学校」に合格するまでの経緯と、どんな受験対策をしてきたかご紹介します。
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公立中高一貫校を目指す人へのお役立ち体験談

公立小学校では「中」くらいの成績でした。塾には行かず、母子で対策を立てて挑んだ受験。晴れて大阪の公立中高一貫校に合格するまでの経緯と、どんな受験対策をしてきたか、また、興味深い学校生活をご紹介します。 実際に通わせてみて感じることは、とても恵まれた環境で学び、入学して良かったと思える学校です。

咲くやこの花中学校に入学してからの学習状況

 

 

咲くやこの花中学校では文化祭も終わり、落ち着いた日常生活に戻っています。 

次のイベントというと、11月末の期末テスト。みなさん頑張ってほしいものです。 

さて、咲くやこの花中学校の生徒たちの普段の学習面がどういうものか、気になりますよね。実際に入学しなければわからない部分ですので、ここにまとめておきたいと思います。

 

入学前に期待していたこと、そして実際は?

 

 

入学前に期待していたのは・・・中高一貫校はカリキュラムが特別に組まれているから、一般の公立中学よりも学習環境やその内容も充実していて、とても手厚いフォローがあるもの、だと期待していました。宿題も多い、と入学前に学校からの説明もありました。 

実際のところは。。。宿題は多くありません。というか、ほとんどない印象です。 

宿題としては出されないのですが、授業と並行して各教科のワークを各自でこなしていく必要があります。時々は、先生が細かく「ページ数」と「期日」を指定するような方法で宿題が出されることも時々ありますが、基本的には細かくは言われません。

なので、やる子は普段から自主的に勉強するし、やらない子は放置、です。ただし、定期テスト前に大量のページ数分を提出することになるため、普段からやっておかないと地獄を見ます。

 

入学してからしみじみ感じるのは、中高一貫といえども「公立」の学校であり、家庭学習は本人に任せられている、という点です。普段から強制的に課せられるもの(宿題や提出物)があればやらざるを得ないですが、そういうものは想像していた以上に少ないです。 

これが私立であれば、学習をフォローするための仕組がしっかりできていて、生徒はそこに乗っかるだけでうまく進んでいけるようになっています。 

咲くやこの花中学校は私立ではないので、そういう手厚いフォローはありません。仮に、まだ自分の勉強スタイルができていない子でも、咲くやこの花中学校に入れば周りの環境と先生方の力で子供を引き上げてくれるのでは・・・、なんて期待も抱いてしまいますが、引き上げてくれる、という印象はないです。すべては本人次第だと思います。周りにスポーツや勉強がデキル子が多いので、そこから刺激を受けることは確かです。 

ですので、学校の授業だけでなかなか理解できない子は、家庭学習教材、塾、家庭教師などに頼っています。入学当初、学校からは、あまりこういうものに頼らないように、授業をしっかり聞いて学校の勉強をしよう、というお話がありました。ですが、学校の授業だけではついていけなかったり、なかなか自分の勉強スタイルがつかめない子も、実際にいます。 

高校受験がない分、次の受験(=大学受験)まで時間があるため、切羽詰まって勉強する雰囲気もありません。この部分もまた私立と比較になりますが、先生方が大学受験を意識した雰囲気作りをする、というようなこともないので、いたって普通の中学校、という印象です。

 

ちなみに、咲くやこの花中学校の学習進度は、中高一貫校といっても特別にスピードが早いわけではありません。ほぼ、公立中学校と同じと言われています。私立の中高一貫校の中には、かなり進度が早くついていくのが大変な学校もありますが、咲くやはそのようなことはありません。 

最近聞いた話では、一般の公立中学校のほうが手厚く宿題が出され、家庭学習のフォローが行き届いている学校もあるそうです。昔は公立中学のほうが宿題が出ないと聞いていたのですが、各中学校も努力されているのだと思います。少しずつ状況も変わっていきますね。

先生方の授業のクオリティは、自分の目で見た印象では「先生による」です。大阪でも屈指の良い授業をされる先生もいらっしゃいますし、そうでもない先生も・・。そして、どんなに良い先生でもずっと咲くやこの花中学校にいてくださるわけではありません。公立中学校なので転勤があるのです。ここが残念な点です。

 

咲くやこの花中学校に向いている子は?

 

もともと自主性があり、自ら学ぶ姿勢がある子、自分の勉強スタイルが確立している子、は間違いなく、この学校で伸びると思います。好きな分野のことにとことん没頭できますし、たいへん恵まれた環境です。 

特に、スポーツ、芸術分野をとことん学べる環境は珍しいので、はっきり方向性が決まっているお子さんには申し分ないです。ものづくり(理系)や言語分野にしても、より深く学ぶので、その分野のことをもっと勉強したい子には良い環境だと思います。 

そして、今はそこまで積極的でなくても、優れた友達の影響を受けてうまくスイッチが入った子も向上していくと思います。 

一方、マイペースで、もともと勉強に対しても意識が緩い子だと、これを咲くやに通うだけで改革していくのはなかなか難しそうです。手厚いフォローや導きが必要と感じるお子さんの場合は、そもそもの進学先を私立中学へシフトするのも一つだと思います。私立はきちんとカリキュラムが組まれ、歩みの遅い子も引き上げる制度が整っているところが多いですし、塾に行かなくても学校ですべてをフォローしてくれるようです。私立は受験の実績を作っていく必要があるので、こういった面には力を入れていると思います。

お子さんの特徴を見極めて、より良い進路選択がなされるように祈ります。